ウクライナ、北朝鮮のロシアとの戦争関与疑惑で制裁を要求

ウクライナは水曜日、北朝鮮がウクライナ戦争にロシア側として事実上参加したと発表したことを受け、同盟国に対し北朝鮮に新たな制裁を課すよう呼び掛けた。

ヴォロディミル・ゼレンスキー大統領は議会で勝利計画を概説する演説の中で、スパイ活動により北朝鮮がロシアに武器と人材の両方を供給していることを確認したと述べ、ここ数日同様のコメントを繰り返した。

「彼らは戦争で亡くなったロシア人の代わりにロシアの工場で働く労働者だ。そしてロシア軍の人員。実際、これは対ウクライナ戦争にロシア側として第二の国家が参加することになる」とゼレンスキー氏は述べた。

クレムリンは北朝鮮による人員派遣の疑惑を「フェイクニュース」として否定した。モスクワと北朝鮮は武器移転を否定しているが、おそらく共同訓練を含む軍事関係を強化すると述べた。

ウクライナのアンドリー・シビハ外相は、キエフの同盟国は新たな制裁の発動や、2022年2月のロシア軍のウクライナ侵攻以来、ロシアとの関係が緊密になっている北朝鮮をさらに孤立させるなど、断固として対応すべきだと述べた。

「これはさらなるエスカレーションの大きな脅威です。私たちは戦争の新たな段階、新たな現実に近づいている」と黒海の都市オデサでの記者会見で述べた。

ホワイトハウス国家安全保障会議のショーン・サヴェット報道官は火曜日、ウクライナへの北朝鮮軍の関与が事実であれば、北朝鮮とロシアの防衛関係が大幅に強化されることになると述べた。

米国政府はまた、北朝鮮がロシアに弾道ミサイルと弾薬を供給しているとも述べた。

米軍インド太平洋軍司令官チャールズ・フリン将軍はワシントンでのイベントで、北朝鮮関係者が紛争に関与することで、北朝鮮は武器に関するリアルタイムのフィードバックを得ることが可能になると語ったが、これは過去には不可能だった。