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フィンランドの送電網運営会社フィングリッド、ケーブル損傷を理由にタンカーの差し押さえを裁判所に求める

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フィンランド沿岸警備隊は12月30日、フィンランド湾のポルヴォーのキルピラハティ港近くに停泊している石油タンカーイーグルSに近づこうとした小型ボートを阻止した。ユッシ・ヌカリ/ロイター

フィンランドの国営送電網運営会社は木曜日、海底電力連系線「エストリンク2」の故障に関連した同社の損害賠償請求を確保するため、ヘルシンキの裁判所に対し石油タンカー「イーグルS」の差し押さえを要請したと発表した。

12月25日、フィンランドとエストニアを結ぶケーブルが4本の通信回線とともに損傷し、フィンランド当局は翌日、海底に錨を引きずって損傷を引き起こした疑いで、ロシア産石油を運ぶタンカーに乗り込んだ。

2022年にロシアがウクライナに侵攻して以来、電力ケーブル、通信回線、ガスパイプラインの停電が相次ぎ、バルト海諸国は厳戒態勢をとっている。NATOは先週、この地域での存在感を高めると発表した。

フィングリッドは木曜日の声明で、ヘルシンキ地方裁判所に対し、金銭的請求を確保するためにイーグルSを正式に差し押さえるよう要請したと発表した。

「損傷現場でのさらなる調査により、損傷の程度に関するより多くの情報が得られ、修復のより詳細な計画とスケジュールが可能になることが期待されます」とフィングリッド氏は述べた。

同社は先週、ケーブルが今年8月に再開されるとの見通しを示した。

同船を所有するアラブ首長国連邦に拠点を置くカラベラLLC FZの代理人弁護士はコメント要請に応じなかった。船主は以前、フィンランド当局に同船を解放するよう要請していた。

フィンランド税関は、イーグルS号がロシア石油制裁を回避するために使われた影のタンカー船団の一部であると考えており、貨物はまだ船上にあるものの、正式に貨物を拿捕したと発表した。

ロシア政府は、フィンランドによる同船の拿捕はロシアにとって問題ではないと述べた。

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