パレスチナ自治政府、カタールのアルジャジーラテレビの放送を一時停止

パレスチナ当局は「扇動的な内容」を理由にカタールのアルジャジーラテレビの放送を一時停止したとパレスチナ国営通信社WAFAが水曜報じた。

文化、内務、通信の各省が含まれる閣僚委員会は、国内で「欺瞞や紛争を煽る煽動的な内容や報道」を放送しているとして同放送局の業務を停止することを決定した。

この決定は、パレスチナ自治政府が権力を行使していないハマスが運営するガザ地区では実施されないと予想されている。

アルジャジーラテレビは先週、占領下のヨルダン川西岸のジェニンキャンプでのパレスチナ治安部隊と戦闘員との数週間にわたるにらみ合いを報道し、パレスチナ自治政府から批判を浴びた。

パレスチナ自治政府を支配する派閥ファタハは、この放送局が「我々のアラブの祖国全般、特にパレスチナ」に分裂の種を蒔いていると述べ、パレスチナ人に同局に協力しないよう奨励した。

イスラエル軍は9月、ヨルダン川西岸の都市ラマラにある同アウトレット支局を襲撃した後、アルジャジーラに対し業務停止の軍事命令を出した。