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バルカン半島の吹雪で数万戸が停電、交通混乱を引き起こす

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12月24日、ボスニアのサラエボで大雪の際に駐車されたトロリーバス。アーミン・ダーガット/AP通信

火曜日、近隣のクロアチアとセルビアでも交通混乱をもたらした大雪と強風の影響で、ボスニアの数万戸が停電した。

スロベニアでは、首都リュブリャナ北部のアルプス山脈で行方不明になっている負傷したハンガリー人ハイカーの捜索が日曜日以来、強風のため中断されている。月曜日、救助隊が同行者の女性に連絡し、安全な場所に移送した。

雪の吹きだまりにより一部の主要ルートが閉鎖されたため、バルカン半島全域で当局が渡航警報を発令した。ボスニア、セルビア、クロアチアは大型車両の移動を禁止し、影響を受けた道路では交通量を制限した。

山岳救助チームは火曜日早朝、クロアチア中部で透析のため病院へ向かう途中で車の中に閉じ込められた男性をスキーで救出した。

救助隊員のダリオ・シンドリックさんは「間に合うように彼を現場に連れて行った」と語った。

ボスニアの一部では鉄道交通が完全に停止した。また、ボスニアの国営電力会社は、国内の一部の地域では状況が「非常に厳しい」と述べた。湿った大雪により配電線がダウンし、アクセスが困難になったと同社は声明で述べた。

暴風雨の被害が最も大きかったのはボスニア北西部と西部だった。一部の地域では住民に飲み水が与えられず、学校は2日目休校となった。

地元のN1テレビは、ボスニア西部で数十台の車両が雪の中で一晩10時間立ち往生し、走行不能になったと報じた。

ドルヴァールの町当局は除雪に苦戦する中、非常事態を宣言した。市議会議長のジャスナ・ペカナク氏は地元ラジオに対し、町は遮断されたと語った。 「住民の多くが雪の中に閉じ込められています」と彼女は言う。

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