トランプ大統領、麻薬密輸容疑でベネズエラ付近を米国が攻撃、6人死亡

ドナルド・トランプ大統領は、火曜日にベネズエラ沖で米国がボートを攻撃し、麻薬密売人と思われる6人を殺害したが、これは米国がこの地域で軍事力を増強する中でのここ数週間における最新の作戦であると述べた。

この空爆は、ロサンゼルスへの現役米軍の派遣から麻薬密売容疑者に対する対テロ攻撃の実施に至るまで、新たな、そしてしばしば法的に議論の対象となる方法で米軍事力を利用しようとするトランプ大統領の取り組みの最新の例である。

トランプ大統領はトゥルース・ソーシャルへの投稿で、今回の攻撃は指定テロ組織に対して行われたと述べたが、どの組織かについては詳細には触れなかった。

トランプ大統領は、「情報当局は、この船が麻薬密売を行っており、違法な麻薬テロネットワークに関与していることを確認した」と述べたが、証拠は示さなかった。

トランプ大統領が投稿した約30秒の動画には、水域に停泊していた船舶が飛翔体に当たって爆発する様子が映していた。国防総省は最近、トランプ大統領が米国が麻薬カルテルと「非国際的な武力紛争」に関与していると判断したことを議会に明らかにした。

一部の元軍弁護士らは、麻薬密売容疑者を海で逮捕せずに殺害したことについてトランプ政権が示した法的説明は戦争法に基づく要件を満たしていないと主張している。カリブ海南部では米軍の大規模な軍事増強が行われている。

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プエルトリコにはF-35航空機に加えて、この地域には数千人の水兵と海兵隊員を乗せた8隻の米軍艦と1隻の原子力潜水艦が駐留している。トランプ政権はこれまでの空爆について、死亡者の身元や積み荷の詳細など、ほとんど情報を提供していない。

ベネズエラのニコラス・マドゥロ大統領は、米国が同大統領を権力の座から追い出すことを望んでいると繰り返し主張してきた。米政府は8月、マドゥロ氏が否定している麻薬密売や犯罪組織との関連を非難し、マドゥロ氏の逮捕につながる情報に対する報奨金を5000万ドルに倍増した。