カナダ、英国、EUがミャンマー軍を対象に新たな制裁を発動

英国は火曜日、この措置は軍事政権による民間人への空爆実施の妨げになるとして、ミャンマー国軍の装備や資金へのアクセスを標的とした追加制裁を発動した。

英国政府によると、金融制裁は欧州連合およびカナダとの調整のもとで行われ、ミャンマー軍への航空燃料の供給、または航空機部品を含む制限品の供給に関与する6団体を対象としている。

この制裁はミャンマー国軍への航空燃料供給業者に対するこれまでの措置を強化するもので、当該企業による金融取引を禁止する資産凍結も含まれると付け加えた。

英国のキャサリン・ウェストインド太平洋地域担当大臣は、「ミャンマー国軍による民間インフラへの空爆を含め、ミャンマー全土で起きている人権侵害は容認できず、罪のない民間人への影響は容認できない」と述べた。

ミャンマー軍事政権の報道官はコメントの要請に応じなかった。

ミャンマーは、少数民族反政府勢力と緩やかに連携した武装抵抗運動と、元指導者アウン・サン・スー・チー率いる政府に対する2021年のクーデター後、国内全域の統制を失った軍との間の内戦に陥っている。

英国は、軍が権力を維持するためにますます「残忍な戦術」を用いており、8月に実施された記録的な数の空爆で数十人の民間人を殺害したと述べた。

EUは、人権侵害の疑いでミャンマー軍事政権に関係する個人3名と企業1社に制裁を科したと発表した。