イタリア首相がマール・ア・ラーゴをサプライズ訪問しトランプ大統領と会談
イタリアのジョルジア・メローニ首相は日曜、1月20日の就任式前にドナルド・トランプ次期大統領と会談するためフロリダを突然訪問し、トランプ大統領と協力する用意があると述べた。
2022年10月からイタリアで右派連合を率いるメローニ氏は、事前に発表されていなかった訪問の際、土曜日遅くにマール・ア・ラーゴの邸宅でトランプ大統領と面会した。
メローニさんはソーシャルメディアに「ドナルド・トランプ氏との素敵な夜。歓迎してくれてありがとう」とトランプ氏との写真を添えて投稿した。
彼女はXにイタリアとアメリカの国旗を並べて「一緒に働く準備ができています」と付け加えた。
会談の詳細は明らかにされていないが、イタリアのマッテオ・サルビーニ副首相は、先月イランで拘束されたイタリア人ジャーナリスト、セシリア・サラの窮状などの問題を取り上げたと述べた。
「平和、産業・商業協力、安全保障、そしてセシリア・サラの解放について話すためにドナルド・トランプを訪問してくれたジョルジア・メローニ、よくやった」と連立同盟党のサルビーニ党首はXに投稿した。
記者などがソーシャルメディアで共有した動画によると、メローニ氏は次期大統領による紹介の後、拍手で迎えられた。
「これはとてもエキサイティングです。メディアプールの報道によると、私は素晴らしい女性、イタリア首相と一緒にここに来ています」とトランプ大統領はマール・ア・ラーゴの観衆に語った。 「彼女は本当にヨーロッパに旋風を巻き起こしました。」
メローニ氏は保守的な資質を考慮すると、トランプ氏にとって強力なパートナーとなる可能性があるとみられている。彼女はまた、トランプ大統領の盟友である億万長者のハイテクCEOイーロン・マスク氏とも緊密な関係を築いている。
イタリアのトンマーゾ・フォティEU・地域問題大臣は、今回の会談でイタリアが「欧州連合と米国という2つの世界の間の外交の架け橋」としての役割を果たすことができることが示されたと述べた。
メローニ氏の旅行は、木曜日から1月12日までローマを訪問するジョー・バイデン米大統領と会談する数日前に行われる。
トランプ氏とメローニ氏は、2020年大統領選での敗北を覆すための失敗に終わったトランプ氏の取り組みの中心人物である元トランプ弁護士、ジョン・イーストマン氏が直面した犯罪捜査と法的精査に疑問を投げかけるドキュメンタリーの上映を鑑賞した。
メローニ氏が直面する最大の課題の一つは、12月19日にテヘランでジャーナリストのサラ氏が逮捕されたことだ。
サラさんは、イラン人実業家モハマド・アベディニ氏が、昨年1月にヨルダンで米軍人3人が死亡した攻撃で使用されたと米政府が主張するドローン部品を供給した疑いで、米国の令状に基づきミラノのマルペンサ空港で逮捕されてから3日後に拘束された。イランは攻撃への関与を否定している。
メローニ氏は、11月5日の選挙以来フロリダ州のトランプ大統領を訪問した数少ない外国指導者の中で最も新しい人物だった。アルゼンチンのハビエル・ミレイ大統領、ハンガリーのヴィクトル・オルバン首相、カナダのジャスティン・トルドー首相とも会談した。
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