ロシアスパイ罪で有罪判決を受けた元FBI捜査官ロバート・ハンセン氏が獄中で死去

アメリカ史上最も悪名高いスパイ事件の一つで、ロシアと旧ソ連との企業機密のために140万ドル以上の現金とダイヤモンドを持ち出した元FBI捜査官が月曜日、刑務所で死亡した。

刑務所関係者らによると、ロバート・ハンセンさん（79）はコロラド州フローレンスの連邦刑務所の独房で無反応で発見され、後に死亡が確認された。

ハンセン氏は自然死したとみられると事情に詳しい関係者がAP通信に語った。 この人物はハンセン氏の死の詳細を公に語る権限を持たず、匿名を条件にAP通信に語った。

同氏は2001年に15件のスパイ罪などで有罪を認め、仮釈放なしの終身刑で服役していた。

FBIの事件履歴によると、同氏は1985年に国家安全保障の極秘情報をモスクワに提供し始め、16年間に渡って140万ドル相当の現金、銀行資金、ダイヤモンドと引き換えに得ていたという。

刑務所局によると、ハンセン氏の死亡はFBIに通知されたという。 彼は2002年7月からコロラド州で服役していた。