スーダンの首都にある英国外交使節団の近くに住んでいた85歳の男性の家族は、男性は狙撃兵に撃たれ、妻は国に取り残された後に餓死したと発表した。
BBCは、障害のあるアブダラ・ショルガミさんとその妻アラウェヤ・リシュワンさん(80)の家族から、助けを求めたにもかかわらず、ハルツームでの避難戦闘に参加するために戦闘地域を越えるよう指示されたと語った。
遺族らは英国外務省のホットラインに連絡したが、今月初めに最後の避難便が出発して以来、政府は何も支援をしていないと述べた。
外務省はBBCに対し、この事件は「非常に悲しい」と語った。
「軍事紛争が続いているということは、スーダンが依然として危険であることを意味します。
「英国はスーダンの平和を確保するための外交努力で主導的な役割を果たしている。」
外務省は、領事館の支援を提供できる能力は「極めて限定的」であり、スーダンでは直接支援を提供することはできないと述べた。
家族によると、ショルガミさんと妻は飢餓に直面しているが、ショルガミさんは助けを求めるため立ち去らざるを得ず、そこで狙撃兵に3発撃たれ、妻は敷地内に取り残され、狙撃兵に囲まれそこで死亡したという。
ショルガミ氏はスーダンを逃れてエジプトの安全な場所に避難した。
4月に戦闘が始まって以来、英国政府は28便でスーダンから2,300人以上を避難させた。
国連移民局は水曜日、スーダン軍と強力な民兵組織との戦闘により130万人以上が避難したと発表した。
国際移住機関は、衝突により100万人以上がスーダン国内の安全な地域へ家を追われたと発表した。
さらに約32万人が近隣諸国のエジプト、南スーダン、チャド、エチオピア、中央アフリカ共和国、リビアに避難している。
戦闘は、アブデルファッタ・ブルハン将軍率いる軍とモハメド・ハムダン・ダガロ将軍が指揮する迅速支援部隊との間の数か月にわたる緊張が高まった後、4月15日に始まった。
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