オーストラリアの気候変動抗議活動で船が石炭港から引き返され、100人以上が逮捕

オーストラリアのニューサウスウェールズ州沖での気候変動への抗議活動により、日曜日に到着船が同国最大の石炭輸出ターミナルから引き返すことを余儀なくされたと港湾管理者が発表した。

ニューサウスウェールズ州警察は日曜日、ニューカッスル港近くの航路からの移動を拒否したとして抗議活動参加者138人が逮捕されたと発表した。

この港は州都シドニーから約 170 キロメートルに位置し、オーストラリア東海岸最大のばら積み港です。

ニューカッスル港の広報担当者は、抗議活動による混乱は「最小限」だったが、入港船が「航路内に人がいるために欠航し、入港の予定が変更された」と述べた。

同氏は、警察が航路の通行を確保できれば、日曜日の港湾業務は通常通り継続されるだろうと述べた。

金曜日に始まった50時間の抗議活動を主催した気候活動家団体「ライジング・タイド」は、引き返させられた船は石炭船だったと発表した。

土曜日に水から引き上げられた後、３人が逮捕された。

気候変動は、世界第2位の一般炭輸出国であり、最大のコークス炭輸出国でもあるオーストラリアにとって意見を二分する問題である。

昨年11月にも同様の抗議活動があり、ニューカッスル港の業務が混乱し、すべての船舶の輸送が一時停止せざるを得なくなった。